
テレビ番組や映画向けの制作物など
さまざまなデザインを手掛ける総合デザインプロダクションであるグレートインターナショナルのリーダー層の方に
お話を聞きました。
株式会社グレートインターナショナル
経営者層とコミュニケーションがうまく取る事ができなかった
リーダーとしてチームをマネジメントするという事に手探り状態だった
各部署とのつながりが薄く他の部署の考え方がわからなかった
インタビュアー:イ
グレートインターナショナル平原様:平原
グレートインターナショナル永吉様:永吉
グレートインターナショナル斎藤様:斎藤
グレートインターナショナル田村様:田村
コンサルティングは得体の知れないものという感じで、
どういうものか不安でしかなかったです
イ:それではまず始めに4名の皆様が、今それぞれどのような仕事をされているのか教えてくだいさい。
平原:私の部署はクリエイティブ2部で、テレビで使うイラストと手書き文字、美術の小道具的なもの製作しています。
役職はチーフなので、従業員の管理から製作まで幅広く携わっています。カリグラフィー(作り文字・手書き風の文字)も担当しています。
永吉:私はクリエイティブ3部で、動画系全般を扱っています。例えば3Dの動画の部分的な素材を作ったりしています。
イラスト関係のものを実際に動かす仕事です。役職はマネージャーです。基本は現場ではなく、管理部門を担当しています。
イ:各デザイナーさんの工程管理や日程管理などをされているということですか?
永吉:基本的な日程は現場に任せいていて、進行は遠目で見ていますね。各部署で値段をつけているので、その値段関係の管理をしています。
あとは休みの管理などを担当しています。動画の外注もしているのでその管理もしています。
斎藤:私はクリエイティブ2部のサブチーフをしております。細かいところのサポートをしています。全体のサポートもしています。
田村:私はクリエイティブ1部で、テロップを作ったり、エンドロールや番組で人が話したことの字幕をつけたりする仕事をしています。
イ:ありがとうございます。次は社内にコンサルティングが入ると聞いてどう思われましたか?不安感などはありましたか?率直な感想をお聞かせください。
平原:得体の知れないものという感じで、コンサルティングってなに?って感じでしたね。
旅行のコンサルタントぐらいしか知らなかったですね。直接的には自分に関係ないだろうと思っていました。
こんなに密にやり取りをするとは思いませんでしたね。どうせ役員の人らとやり取りするんだと思ってましたね。
まぁとりえずはコンサルティングがどういうものか不安でしかなかったです。
イ:コンサルティングの方が来る以前からご自身の悩みはありましたか?
平原:チーフと言う役職は6,7年前にできたもので、もともと社長らも経営は初心者だったので、
チーフだからといって何をしろという具体的な指示もなく、実際になにをすればいいのかわからなったですね。
今まで一生懸命やってきたつもりではあったんですが、これでいいのかな?と。
誰も教えてくれないですからね。現場で頑張る人と言う感じでした。
コンサルティングの方が来られてから初めてこのままではダメだなと感じた。
永吉:私はもともと転職してこの会社に来たので、前の会社状況とと今の会社の状況の違いについて常に比べて考えていた。
コンサルティングの方は客観的にたくさんの会社を見ているのでいいとこを伸ばし悪いところを治してきれるのではないかなと思っていました。
イ:すごくポジティブな印象ですね。
永吉:そうですね。外部のいい雰囲気を持ってきてくれるのではないかと思っていました。
イ:それは内部に少ししがらみあったからですか?それともご自身の経験からですか?
永吉:転職してきていい面もわるい面も見えていました。
私もいいところは伸ばしつつ、悪いところはいい方向に持って行きたいと思っていた。
ミーティングのおかげでみんなが考える頭(思考)になり、
コミュニケーションをとることで横の繋がりも密になりはじめました
田村:コンサルティングのイメージは、傾いてる会社にくるものでした。
なので自分の会社もそこまで傾いてるのかなと思いました。
会社が成長すると共に各部署がそれぞれの方向を見ているようになってしまいました。
コンサルティングの方が来てから、ミーティングの回数が増えたました。
それまでは月に1回とかミーティングをしていたんですが、最初は面倒くさかった。
ただでさえ忙しいのに!っと思っていたけどミーティングの重要性もわかっていた。
けど以前は問題が起こってからミーティングを開くというものでした。
しかし実際コンサルティングの方と話すと、距離が近づいた感じはありました。
また各部署の考えがわかりはじめましたね。各部署ある程度みんなが同じ方向に向かないといけないと思いました。
コンサルティングの方が、そういう場を設けてくれたのはありがたい。
ミーティングのおかげで考える頭(思考)になった。みんながこれから起こることを考えるようになった。
けどまだまだもっと考えなくてはいけないと思います。
田村:私もコンサルティングはなんとなくしか知らなかったです。どういうふうに扱えばいいのかわからなった。
イ:それは何ヶ月したら慣れましたか?
田村:そうですね。だんだんこうすればいいのかとかわかるようになった。
イ:実際コンサルティングの方がミーティングにがっつり入りこんで、その都度フィードバックをするように伺いました。
コンサルティングが続いていくにつれて何か変化はありましたか?
田村:ミーティングの進行などに慣れましたね。
イ:それまではすこし閉鎖的だったのですか?
永吉:それまでミーティングはしてたけど、議事録もださない時もありました。そのあたりが曖昧でしたね。 けどそれが意義のあるミーティングになりました。
田村:アルバイトも契約社員も議事録を見ることができるようになったので、みんなで考えが共有できるからいい。
イ:それまではなかったのですか?
田村:基本は無かったです。
それまでは下の意見が上まで伝わらないことがあったり、上の意見が下までうまく伝わらないことが多かったです。
平原:また部下の発言が増えた。ちゃんと意見が上に通るという事がわかりはじめたし、
そういう場所があるとわかったのででみんな積極的に発言するようになりました。
PDCAがちゃんと回っているという感じになってきました。
イ:はじめはCLOSEでだんだん各部署と密に連絡を取り合いコミュニケーションを取り、 それぞれの考えが行き渡るようになったという感じなんですかね。
田村:そうですね。部署内での繋がりができたのは勿論の事、各部との横の繋がりも密になりはじめたかなと思います。
前は離れていた代表との距離がとても近くなり
代表の考えがきちんと下まで伝わりはじめました
イ:最後にコンサルティングが一段落して、今回のコンサルティングで得られたものを教えてください。
田村:それまでは目先のことを考えていたけど、今は2,3歩先を意識して考えるようになりました。
斎藤:私個人の考えですけど、一番影響があったのは代表が変わったという点ですね。
今では代表発信の意見がきちんと下まで伝わり始めたのが大きいんじゃないかなと思います。
イ:代表との距離が近くなって、代表が歩み寄って来たというか近くになってきたということですか?
斎藤:そうですね。代表の考えがわかりはじめましたね。前は離れていた。今はとても近いです。それは会社にとっても非常にいいことだと思います。
イ:それは非常に大きな変化ですね。
斎藤:やっぱり代表の考えがわかりだすというのは会社にとっても良い事ですよね。
斎藤:前はこっちから近寄らないとだめだったけど、今は違いますね。 以前は幹部ミーティングでしか話せなかったけど。いまは普段でも話せる雰囲気です。
平原:考え方が経営者向きになったというか...今までは現場の人間という考え方でしたが...
ミーティングのあとにコンサルティングの方が必ずマネージャーやチーフのレベルだとこのくらいの考えを持ちなさいというアドバイスが逐一あるので大変参考になりました。
イ:ありがとうございます。
社内全体でも個人的にもポジティブな変化があったという事ですね。